主婦(仮)7

このままでは小説が、私が、どんどん破綻していってしまうので
誰かの手助けを借りようと思いました。

これまでの出来事に調和を取るべく私は、リアリティを求めました。

外で働いたのは、高校を卒業してからの４年程度で
そのあと＊素敵な名前(仮)＊さんと、

＊素敵な名前(仮)＊さんの勤める会社で出会い結婚したので

会社はその置き薬関係の会社のことしか知りません。

そのあとは、私は家庭を守り、きれい好きな夫のために朝夕掃除機をかけ、

自分でいうのもなんですがまぁまぁ美味しいご飯を作って、埃を取り除いたり、
あちこちに伏線を張り巡らせたり、料理をするたびに台所を片付けたり、
お買い物にスーパーに行ったり、趣味で本を読んだりして過ごしました。

リアリティとはどこからご説明したら、よろしいでしょうか。
＊素敵な名前(仮)＊さんがすごく寝起いことは秘密にしておいたほうがいいのでしょうか。

私が小説になるときに、一番懸念したのは、そこです。
プライバシーや信条、家庭環境、暮らし向きなどがご近所さんにバレる。

なので、NG項目はすでに設定していてご近所さんのことや
夫の威厳に関わること、親戚関係、音楽の趣味、どうやって娘ちゃんがが発生したか
などプライバシーに関わることは触れないようにしたいと思いました。

そして、「暇な主婦がいかにも書きそう」というご意見、ご感想に大して
「いかにも。ご名答です。素晴らしい観察眼ですね」と言える点でも
理にかなっていて、私にぴったりだと思っていてそこは気に入っています。

容姿はどうでしょう。
私は小説なので、いかようにもイメージはつけることはできますが
それもフェアではないのですし、
＊素敵な名前(仮)＊さんには申し訳ないのですが
「結婚が決まったとき、男性社員の多くが嘆き悲しんだ」とか
「実年齢より若く見えるので結婚してからもよくナンパされます」
なんてことは、ないのです。

目が二つに、耳が二つ、口が１こで比較的小柄なよくいるタイプの主婦です。

でも、私のルックスに関しては、

広告や本の帯に広告などで「〇〇氏推薦の商品！」と記載されており、〇〇氏が私の尊敬する作家であれば思わず手に取ってみたいと感じると思います。

書き手本人ではなく「書き手の友人・知人」として著名人を登場させることで、その著名人の威光から記事に説得力を持たせるケースがよくあるが、そうすることでハロー効果が得られ、購買欲をそそられると思われます。

また最近は本の紹介や冒頭をよまずジャケットを見て気に入るものがあれば購入することがあります。

ジャケットによるインパクトが大きければ大きいほど、購入したいと思われるのではないかと思いました。

という、ご意見、ご感想もありましたし

第一印象は大事ですからその点においてはよく考える必要がありました。
その結果、私はこのような装丁、ジャケットになっています。