節子それ節約やない、週間実話や


「じゃ、うち一部屋空いてるんで貸しましょうか?」

「そら助かるけどほんまにええの?」

「その代わり家賃はきちんと払ってくれれば」
あと面倒は起こさないでくださいね、と言いかけてやめた。

節子は本格的に節約家になる前は本業の他に
週一でキャバクラで働いていた。

節子は持ち前の明るさと節約術でその場を適当にやりすごし、
はははと笑いながら
副流煙でガンになるリスク、長時間のメイクで肌が老化する
デメリット、日給を脳内電卓で計算して
あと3ヶ月程度働こう、そしたら辞めようと思っていた。

そんなときヤクザのサエキから「赤羽にアパートを借りるつもりだ」
という話を聞いた。
節子は間貸しを提案した。

サエキはヤクザだったが
その所謂シノギはとっても世のため人のため
じゃない、人は違う。

人に殺されてしまうため動物のためなっていて
私もいっそ節約なんか辞めて手伝いたい。
そう思わせるような稼業であった。

月20万円程度かかっているホテル代を私が家賃をいただけば
15万節約できる、悪い話じゃないはずだ。

話しはまとまった。

「狭いですけどどうぞ」

事故物件で格安の3DKは幽霊が出るという噂があったが
節子は除霊をして快適に暮らしている。

「節子ちゃん、ありがと。」幽霊にも感謝された。

「節子ちゃん、本名だったんや。せっかくやし可愛げな名前にしたらええのに
んでもっと女の子らしい雰囲気にしたらもっと人気でるで」

「ええんです。そんなんしたら自分が自分じゃのうなります」

節子はサエキの関西弁っぽい言葉がうつってしまい、
自分が自分じゃないみたいだった。

「おやすみなさい」

サエキのいびきは尋常ではなかった。
これは睡眠時無呼吸症候群かもしれない。

目が覚めるとサエキも幽霊になってしまっていた。

でもサエキの幽霊とは別に冷たくなった巨体が転がっているわけで
どうにも処分に困った。

色々めんどうなことになりそうなので、
玉転がしの要領でごろごろごろと転がしたはいいものの
玄関でつっかえてしまいちょっと縦にしてズリズリと
してみたらどうにか家の外に運ぶことができた。

「節子ちゃん、堪忍な」






そんなことをしている場合じゃなかった!
もう行かないと。

息子の習い事のお迎えに行ってきました。
元ネタはこれです!
節子…それ、ドロップやない、オハジキや
「知ってる」節子はそう呟くと、銃口を清太の胸へ向けた。その表情は、「この距離ならば外さない」そういっているように見えた。

全文はけっこう長いです。

あとメシマズのスレタイがどれも秀逸でうまいこと言ってるので
スレ立てしてる人はすごいなーと思います。

(スレッド中身に関しては旦那さんは完全にネタ扱いして
そんな嫁現実にいるわけない。と抗議していました)

時間があるときピックアップしたいです。


























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