【本】メールのためのe文章入門/枝川公一が実用書っぽいけど実用書ぽくない
例えば「漢字は少なく。かなが優しい」
っていう見出し。
そしてP115ページをご覧いただきたい。
面倒だから転記する気にならないので割愛しますが
(ごめんなさい)
件名:御来社有り難う御座いました。
40代から70代に宛てた文章なんだけど、
息苦しさを覚えるほどの窮屈さで
たぶんこのメール文をみて脳梗塞とか起こしちゃう系。
レビューはイマイチだけど、
「e文章」などといったネーミングからして、古そうな気がしたので、奥付を見てみたら、ちょっとした技法については今も変わらないと思うし、
この本が出版されたのは、2002年の7月。
2002年といえば、インターネットに興味がない人もインターネットを使わざるを得なくなった頃だ。
メールもビジネスの場に導入され、メールで情報交換することが当たり前になり、「メールを使わない」と言い張るためにはよほどの権力者でないと難しくなり始めた頃だ。
この頃、既にメールを駆使していた人は一種オタクだったはず。
この枝川さんもその気配を隠しきれていない!
しごく真っ当な、2008年現在でも通用する、実利的なノウハウを解説していながら、
そんなことは、一部のマニアしか必要ないだろ! というようなノウハウも解説している。
それにしても、枝川さん、今は何を書いているのだろう? 気になる!
そう、確かにアスキーアートの項目とかあるし情報自体は古いけど
ちゃんと使いこなせれば、きっと、楽しい。
あとあと例文メールがプレジデントの例文とかよりも、とてもユーモラスでよかったです!
日本語の文章は、「なかなか終わりにしたくない」という性質の構造を持っています。丁寧語や接続後を連ねて長々と引っ張っていきがちです。
そうなのです。
困ったときのフレーズ集なんかも収録しているので、もっと大人なおじさんっぽくなったら使ってみたいです。
メールのためのe文章入門 枝川 公一 https://www.amazon.co.jp/dp/4255001375/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_RNQnEbDQEXJVK via @amazonJP
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