「べしゃり暮らし」で思い出したこと。


最近、「べしゃり暮らし」7巻まで読んだFJです。

(この先、仲良しの男子が出てくる話しで、特に過激なことは起きませんが
「あ、見なくていいな」と思った方はそっとブラウザを閉じてください)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B9%E3%81%97%E3%82%83%E3%82%8A%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97

主人公の上妻くんが仲の良かった男友達に髪型と鼻と表情が似ていて、
ふと思い出しました。
お笑いにかける熱意は上妻くんほど感じませんでしたが、
やっぱり養成所に入るくらいだったのでまじだったんだなと思いました。

たしかその男友達のYとは高3の夏の一部を一緒に過ごしたはず。

なんか高3の夏なんて言ったら甘い思い出とかありそうですが、
私が女装子でその人も男の子でちょっと仲良しくらいの
関係性でした。

友達の紹介で会って、
会ったその日にメールで告白されて、
2日だけ「お試し」と付き合って、
お試し期間が終わったので別れました。
これは交際したカウントに入れなくてもいいかもしれません。

まさか私が「男の子としてみれない」系ワードを過去に使っていたとは!
モテ女子のお断り常套句ワードを使っていたとは!です。

付き合えないけど、
(そもそも付き合うってなんなんでしょう)
その人といるとなんだか楽しいので遊びたいという、
今考えると自分本位で弄んでる系な
完全にダメなパターンで
テラハ的な視聴者がいたら、怒られちゃいそうですが
別れた後、私たちは海にもお祭りにも行きました。

「明日、電車で海に行くから弁当を作って」と言われたので
弁当の彩りにきゅうりを斜めに切ったやつを入れたら

「なんできゅうり入れてんだよ!」
「色合いが・・」
「うちの母ちゃんかよ!」
「漬け物入れんなよ」
みたいなことをひたすらツッコまれた記憶があります。
他にもことあるごとにちゃんとツッコミが入りました。

当時は気づかなかったけど、今だったら
もしかしたらお笑いのため?!とか
漫画の影響で思います。

あと私にダンボールの温かさを教えてくれたのは、Yです。

地元での夏祭りの帰りが、けっこう遅くなっちゃって
親に「うちにY泊めたらだめ?」みたいなことを言ったら
当然、「帰りなさい」ってことになりますよね。

でも、電車も行っちゃったし
Yだけ始発の電車を待たせるのは可哀想。

とりあえず、私たちは雨風を凌げるところ探しました。
なおかつ私のストーカーである、父親の目の届かないようなところ。

けっこう歩いて市民ホールのエントランスに行きつきました。

適度に明るくて、衛生的なのでここなら一夜を明かすことができるかなって
いうエントランスです。
でもそのまま横になるのには抵抗があるし、ちょっと寒い。

まして高校生の私は若かったのでノースリーブのブルーのチェック柄の
ワンピースを着ていたと思います。

たぶん「寒い、寒い」言ってたんだと思う。

Yはどこからともなく、
「◯ー◯ちゃーん」と言いながら
そのあたりを探していくつかダンボールを
拾ってきました。

ばかみたいだけど、楽しかった。

そのダンボールを敷いて、さらに上からもかけてダンボールに包まれながら
野戦をするRPGパーティーみたいにその日は休んだ。

数時間後、あたりが明るくなって

朝焼けとか冷たい空気とか、
長さにしたら3センチくらい
時間にしたら1分くらいいいなって思ったけど
いよいよ、寒い。

Yは制服のYシャツを持っていたので、私に貸してくれた。
Yシャツ姿でほっつき歩いていると
もれなく父に見つかり、父はなにか喚き散らし、
私たちは解散した。

私は女子でも男子でもこれで呼び捨てで呼んだことがないんだけど、
YにいたってはずっとYのままで
「くん」づけしたらなんだか気持ち悪い。

私に元カノを「超かわいいよな」って紹介してくれたり、
私と遊んでいるはずなのにその子を連れてきたり、
「お前のかーちゃん、かわいいな。紹介して」っていうくらい
節操がなくて
元カノを集めたグループを結成したり、
そのくせ私の母に
「産みの母親に会いたい」ってファミレスで私そっちのけで
マジな相談をしてた。
それが高3の夏。

それからそれぞれの進路に進んで、
私が19かそこいらのとき東京で家出をして行く場所がないとき
一度だけYを頼りにアパートへ泊めてもらった。
もちろん親の同意を得ている。

そのときばかりは真面目な話しをして
多くの女性と付き合っては別れていること、
相方が地元に戻って、吉本をやめたことをきいた。

私からはその後、連絡することもなくていつだか
Yから思い出したみたいに電話がかかってきたんだけど

「結婚して子どもが2人いる。超幸せ」っていう報告で
Yが、あの奴が無事結婚までたどり着けたのがとにかく信じられなくて
私はただただ良かったなーと思ったし、

Yも私が「結婚して、子どももいる。お家も建てた。幸せです。」って
いうのをきいて良かった、と思ったはず。

でもこういう電話をこいつ何十人にもしてるんだろうなーって、
私は友達が少ないのでちょっと感心&呆れちゃう。






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