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昭和17年?生まれの義母は心臓大動脈解離の手術のあと声帯が麻痺しちゃった系で、
ほぼほぼ何言ってるかわかんない。
でも最近栄養状態が良くなって元気になってきたおかげで
付き添いの間、
ずーーーっとなんか喋ってる。およそ2時間くらい。
おとといはなんかいろいろ見えちゃってて、
さらに攻撃性と朗らかさ追加されてて
義姉も面食らってたけど、今日はお話タイムだった。
薬で寝落ちパターンが減った気がする。
元気なのは嬉しいけれど、まじ疲れないのかなーって思う。
私は「え」「えっ?」
「なんて?」
「わがんねー」
「聞き取れないから書きますか?」
紙に書かせる。
紙を見ないで書くし、1箇所に全部の文字書くし、
かと思えば紙じゃないところに書くし9割読めない。
「読めない・・」
「これ ダ ですか?」
「え、違う?」
「け?」「
えー?」
こんなことをひたすら言ったりやったりしてる。
そうじゃないときは自分の家のことを話してるんだけど、
恐らくはとんちんかんなことを言っていて。
「そろそろご飯食べたと思いますー」
「今日は魚ですー」とか言って
会話のキャッチボールはお互い投げっぱなしです。
そんな中今日は、
紙に なんとか ぎ って書いてて
5分くらいかけて聞き出したら
「ほうもんぎ」
のことだった。
そっから着物トーク。
とは言ってもこれもまた投げっぱなしの着物にまつわる話。
「えー私着ちゃっていいんですか?」
でも体型も同じくらいだし直さないで着れますよね。
「お父さん(旦那さん)に買ってもらったんですか?」
みたいな。
昔話したことを頼りに話せないぶんを補うんだけど、
気の利いたことはぜんぜん言えないものです。
よくある話しばっかりでたぶんこれ義母に言うの3回目だわ。
「息子の入学式に着たのはあれ訪問着じゃなくて小紋なんですよ。
でも白っぽしいし、まぁいいかなって。叔母の成人祝いに買ったものみたいですー
」
にわかに義母は盛り上がってたと思う。
喋れないぶん、身振りや、口の動き、目を見ると
なんだか楽しそうな気がする。
それにしても「ほうもんぎ」っていきなりわかんないよ!
いつも真顔な義姉も「え、そっち?」みたいなことをたまに言ってるのが
ちょっとおかしくて
やっぱずっと付き添うのは大変なことは大変なんだけど、
たまに一緒に笑ったりできるからよかったなと思う。
あと無駄に入院経験が多い私は
「ずっと寝てるって大変ですよね」
「退屈で困っちゃいますよね」
(ずっと喋ってるから)「ちょっと休みませんか」
って言っちゃう。
そこで今考えてるのは、発明品のことで
・退屈解消アイテム
・ゆるふわ拘束具
・音声解析システム
の3点です。
介護用品市場に切り込みを入れていきたいのですが
今日は眠ります。
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