オッケー!Google【書道の思い出について急に語る】


書道を小2から中3まで習っていたFJです。

たまたま家で書道教室をやっていて、どうせだからっていう理由でなんとなく
通い始めたような気がします。

毎週土曜の午後にになると大人から子どもまでひっきりなしに出入りがあって、
なんだかそわそわしますし同級生も来たりしていたので尚更です。

指導してるのは、書道展の審査員とかやってるちゃんとした先生で
なんか佇まいから仙人感が醸し出されちゃってる。

とは言っても特別アーティスティックな感じじゃなくて、
書道以外のことに興味なさそうっていうか何食って生きてるのかな、
とか気になるタイプの仙人度。

なんとなーく服とかヘアースタイルとかぜんぜん気にしないんじゃないかなって
思うんだ。

あと今まで私が会話を交わした中で一番と言っていいほど、しゃべってる
言葉がききとれなかった。
これは滑舌悪い系じゃなくて、ぼそぼそ系、声張らない系に属する。
先生もこれには困ったみたい。貸したつもりのものが返ってこない、
とかはザラみたい。

そのくせ半紙や墨汁を買うとき「はい、500万円」とか言っちゃう。
あと書道ネーム?本名じゃないやつが
なんか朴訥とした牛っぽくて格好いい。

んで時間内でひたすたお手本見ながら書いて、その中からいいやつを清書として提出するっていうスタイルで指導らしい指導された記憶がないのですが
4文字を書くようになってから「字が小さい」と言われ続け、
ついにいやが応でもでかくかけるでかい筆を貰いました。
これは貸しではばく、間違いなく貰ったものです。

あと書道オタクの同級生の男の子、まゆずみくんとしましょう。
その子はうちの書道教室に高校生になってからも通っていました。

まゆずみくんは算数の時間も筆ペンでノートを取っちゃうくらいのマニアで、
二次方程式のXYグラフを見てちょっと呆れちゃいました。

でも、まゆずみくんは書写展ではいい線はいくものの、
一番にはならなくてでも別に賞にこだわる必要ないなって思った。

なんつーか、教科書っぽい作品が一番でまゆずみくんのは一味違う。

たぶんきっと自分の「書」が確立されちゃってて、
作風から「習字否。書道」っていう雰囲気が感じられる。

私はそこまで書道に熱中することはなく、
持ち前のソツのなさだけでそれっぽく書いて段位だけを順調にあげていった。

でも、道とか通るのしんにょうが苦手で
絶対最後のはらいで墨がもたなくてかすれる。
どうしたかっていうと見事に2度がきして足した。

先生は「やるならバレないように」としか言わなくて、
出来栄えのいい作品は機関紙に掲載されるんだけど
ここだけの話し2度書きのしか掲載されたことがない。

二度書きはだめかもしれないけれど、
先生の真骨頂は篆刻なので篆刻ルールならありですよね。

ちなみに先生はボールペンとか筆ペンが絶望的に苦手で
熨斗袋をうちのおばあちゃんに書いてもらっていました。

なにはともあれ何かに本気で打ち込めるっていいなーと思った、
今日この頃でした。








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