メルシーボークー
外国から日本にきた奥さまが日本家屋に住むようになったら、
靴を脱いで家に入るだろうし、近所の人がお辞儀をお辞儀をして返したり
郷に従っちゃう感じで生活すると思う。
でもそれが国とか地域性じゃなくて、育った環境とか
「我が家は代々・・」っていうレベルだったらどうしますか?
たぶん大昔から数多くの議論がされてきたと思うんだけど、
最近はわりとそれでも夫婦単位に「私たちはこういう感じで!」って
言える世の中になってきたような気がする。
でも、待って!
「うちは代々・・」
「いやいや、うちの家訓では・・」などと
お互い譲れないものがあるときはどうだろう。
非常に困りませんか?
我が家を例にしてみると、
「旦那家、挨拶やお礼はあんまり言わない文化」らしい。
いやいやいやいあ、そんなわけないだろうと思うけど
旦那さんがいうんだからそうなのかもしれない。
そこは信じてみよう。
でも私が水を向けないと、困ることもあって
「私の親だけども、一応子どもを観てもらったときは
一言くらいお礼したほうがいいよ」って言わないと
ぜんぜん昔はスルーでやきもきしたけど、
今はどうやら理解してくれたみたい。
「ありがとう」「おはよう」を言わない理由については「
そういうのを家族間でいうのは気恥ずかしい」
らしい。
まー無理に言わせるものでもないし、このへんはざっくりで
追求しないで
私が言えば無視はしないからとりあえず、
自分がひたすら言う作戦でうまくやってきた。
……問題は「子ども」だ。
と思っんだけど、それは杞憂だったみたいで
すっごい親子間でも「ありがとう」とか言ってくれるし、
たまに、お釈迦さまの生まれ変わりかな?
っていうくらい、やさしい子に育ってくれた。
旦那さんもそこは認めてくれて
息子は自分の食べ物を分け与えてくれるし、
話しをちゃんと聞いてくれるし「お前はいいやつだ」って言ってる。
あと旦那さんも困ったところはあるものの、
基本「いいやつ」なので
息子が「コンサータ」っていうけっこうアレな薬を処方された
ときも
「やる気がでる薬なら、おれも飲んでみようかな」
って誰がいうわけでもなく病院に行っておんなじ薬を
もらってきた。
息子の勉強のことで真剣に相談に乗って欲しいときは、
「おれの友達のどこそこ店長も学年最下位くらい勉強できなかったけど
今はどこそこの店長だし大丈夫だって!」
という感じで、かゆいところに全く手が届いてないんですが
それはそれで(その店長さんも知ってるし)
いうとおりなので気分は前向きになりました。
おわり。
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