【小学校向け】半分のラテ【道徳】

綺羅星さんは、コンビニのローミンでコーヒーを買うのを楽しみにしていました。
「チーズティーか、新しいメニューが増えたのね」

夏場はドリンクのメニューが増えるのですが
中でも「ダブルエスプレッソラテ」が綺羅星さんのお気に入りでした。

今日もダブルエスプレッソラテにしよう。
会社のお昼休みいつものようにローミンへ向かいます。

「ダブルエスプレッソラテください」
「200円です。クーポンはございますか?」
「お願いします。」レシートから千切ってクーポンを店員の漣さんに手渡しました。

実は綺羅星さん、1週間ほど前から気になっていたことがあります。
漣さんがレジの時に限ってラテの量が少ないような気がするのです。

丁度氷の入ったカップの半分より少し上くらいで、他の人がレジの時は
蓋の近くまで入っていると思いました。

疑問に感じながらも昼時の混雑した店内で、指摘するのも気が引けましたし、
もしかるするとたまたまなのかもしれないと
4回は半分の量で我慢で我慢しました。

「お待たせしました」

今日は適量だといいな、と願いながら
手渡されたラテを見るとやはり半分くらい。

「すみません。いつもはもう少し、量が多いような気がするんですけど」
漣さんは何も言わずラテをもう一つ作りはじめました。

すると、手の空いた店員の森森さんがどうしたのと様子を見に来たようです。
「これはもう一回ボタンを押すのよ」と説明して、
適量入ったラテが出てきました。

「すみません。」と言いながらとラテを受け取って

綺羅星さんは少し腑に落ちない様子でしたが
しょうがないな、
とことことコンビニを出ました。

おしまい。

【考えてみよう!】
Q、なぜ、綺羅星さんは腑に落ちない様子だったのでしょうか。
Q、この時の漣さんの気持ちを考えてみよう。







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