「ねー熊捕まらないけど、実はあの人たちも熊なんじゃないの?」


自宅の500m圏内に熊がいる模様。

昼過ぎに広報カーがなにか言ってるので、
あら選挙かしらと耳を澄ませたら「熊が出ました」っていう内容ででもどの辺か
はわからないから、

昼休みで自宅の戻っていた旦那さんに「熊だって」と告げると
「見に行ってくる」と言うので「じゃあ私も」と車でそのあたりを車でぐるぐるしてきた。

遭遇したらどうする?っていう話しをひとしきりして、
子連れの熊がやばいっていう結論に至りました。

確かに人間も子供のことになると、けっこう必死なので
野生の熊さんなんかもきっと
「なにかあったら嫌だし、とりあえずやっつけとこ!」っていう
気にもなるのかもしれません。

家に入るときも簡易自転車置き場の中に熊が潜んでいるかも?
と車でその中を確認して、
自宅について家に入るときもなるべく車を家の近くに停めて
歩く距離を少なくする旦那さん。

ああ、なんて慎重なんだ!

私も見習おうと、思ったのもつかの間
いつの間にか旦那さん1人で家の外に出ていて

「テレビの取材されたけどこんな格好だし遠慮しておいたテヘヘ」みたいにめっちゃ徒歩で熊がいるエリアに近づいていたのでよくわからない。

一緒に近くまで見に行くとパトカー、猟友会数名、役場の人数名、取材の人と、
私たちを含む野次馬で
ざわざわしていて熊一匹に人間が振り回されてる感じがすごい。

そのあと2時間進展がなかったんだけど、
銃声がして「おっ」と思って外に出てみたけどまだ仕留められないみたい。
そこからはけっこう銃声がしてる。

そしたらね、馬に乗ったおじいちゃんも見にきていたのか馬の散歩なのか
家の前をぱっかぱっかと馬で駆けて行って、
「野次馬……」

って思ったのは私とあたなだけの秘密だよ?


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