【帯に短し】浅はかなFJちゃん【カバーにもならず】
10年くらい前に買ったダイニングの椅子の座面がボロっちくなったので
「カバーをかけたいな」って思って、
なぜか「手作りするしかないゴゴゴゴゴゴゴ」って毛糸玉を買い求めたFJちゃんです。
でもでも、普通のアクリル毛糸だと夏場暑そうだし
安っぽい感じにもなりかねない!と思って、
紐みたいな質感の「ロープ」という毛糸(値段ついてない)を選んだのね。
もしあまりに高い場合はやっぱり止めます。にすればいいと思って
いそいそ「ロープ」レジに持っていった。
レジのふっくらとした、いかにもハンドメイドしていそうな女性は
お客さんの質問に的確に答え「そのサイズだとかなりギリギリになっちゃうかもしれませんねー」とか
子供グッズを手作りしようとしているママさんに
答えていて、頼もしかった。
でも私の値段のついていない「ロープ」を手にした途端ちょっと驚いた表情になって
「私も初めて見ました」って言っていて
私は短編みと長編みしか編めない人間だと悟られないように
「変わってますよね。どんな仕上がりになるか楽しみです」
とへらへらして、帰ってきた。
このときはまだこの毛糸玉がとりあえずカバーにはなるだろうと、
たかを括っていた。
編み進めて、3時間。
なかなかいいペース!
と思ったら、もう残りが見えてきたじゃないか。
この毛糸はひと玉800円くらいする高級品で、
しかも買ったお店は高速で30分くらい行った先。
もう2玉を買い足す気にはどうもならなかった。
手芸屋さんの空気に飲まれ店員さんに質問出来なかったことも悔やまれる。
「もうカバーは諦めよう」
立ち寄った母に「コースターにでもしてください。」
と毛糸を託しました。
おしまい。
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問題のカバーにならかかったもの。 |
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