【勝手に語る】『私の馬』を馬ぬしが読むとどんな感想を持つか

ハロー。

偏見に満ち溢れているFJちゃんだよ。

「映画プロデューサーでたまに作家」という偏見と

『仕事。』っていうインタビュー本しか読んだことないから

普段どんな文章を書くのが知らないし、

「大人しく映画プロデュースだけしていて欲しい」という

気持ちが大前提としてあるので、

たぶんね、厳しめのことしか言わない。

ファンの方ごめんなさい。

川村さんは決して悪くないんだけど、

もうね、「元気」って名前が受け付けない。

快活そうで文字を見ているのもつらい。


話し戻って、『私の馬』についてだけど

(なぜか「私と馬」だと思っていた」

https://www.shinchosha.co.jp/shincho/

タイトルを見た時、

「あれれー?私こんなブログ書いたような」っていう既視感

に襲われないくらいに、感じた。

(これは勘違いだった)



馬を日頃から肌身で感じている人間がこの小説を読むと

どんな風に思うのか、しか書かないことを約束しよう。

まずですね

”枯草と乳が混じり合ったような獣の匂いが”

とありますが、そんな匂いしない。

寒い時期に馬着を着せてると

馬着自体がもわっと「なんか匂うかも」と思うけど、

馬本体はすげー近寄らないと匂いを感じない。

まず干草はいいとして、乳の匂い???

まあいい。

”手綱がかけられると”

馬運車で輸送している時、脱走したのだから

無口は絶対ついている。

なんなら引き手もぶら下がっているだろう。


でも主人公の「私」は素人なので手綱って

言っちゃうんだろうな。

あと「手綱」しかしらない読者のためには親切かもな。

まーここもヨシとしよう。


だが、そのあと

馬の毛色を”芦毛””栗毛”ってちゃんと言っていて

でも黒い馬は黒い馬呼びで違和感。

芦毛は読者のみなさん分かりますか?

「私」は馬に詳しいのか詳しくないのか

トンマナを揃えて欲しい。


そして一番の問題は”麦倉乗馬倶楽部”だ。

初めて馬に乗るビジターに引退競走馬・

しかも気性難をあてがうなんてしないぞ。


しかも、背後から近づいたらいけないとか

真っ先に教えるはずなのに

蹄が鼻先を掠めるくらいで蹴られそうになってて

やばさしかない。

「媚びるのはやめろ」て客に言う言葉じゃないし、

他にもきつい言葉ばかりで二度と行きたくない。

とりあえず、こんな乗馬クラブは嫌だ。


クラブに予約なしにふらっと行って

騎乗できてしまう理由が垣間見えるようだ。


輸送中に4人クラブのジャンパー着た人が登場していたから

それなりに馬いると思うんですよね。

じゃないとそんなにスタッフいらないし。

なのに他の厩務員や芦毛、栗毛以外の馬が登場しな過ぎるから

やり直し。

乗馬クラブにいる馬の7割は鹿毛、黒鹿毛です。

あとさ、あとから知るんだけど「私」は一応乗馬経験者だった。

だったら尚更、馬の背後から近づくことはしないと思うし

なんだかなー。


あと終始出てくる変な音が気になりました。

アメリカのニワトリの鳴き声くらい違和感です。

馬はあんな音しません。

馬の価格450万円と預託料/月20万円。

はそこそこリアルな数字だと思います。


私の馬はつーと、引退競走馬でそれこそ良血。

馬のお値段と預託料はふつうの会社員が

横領しないでちゃんと賄えるくらい。

気性がおとなしく、食いしん坊なので「なんかくれ」とジャンパーや

首元をはむはむしてきます。

めちゃかわ!

まだ若駒だけど、風や雪が落ちる音とかちょっとしたことでは

動じなくて落ち着きのある子です。

競技会で優勝なんてしなくていいから、

健康で長生きして欲しい。




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