【共感性羞恥】犯人確保したら、黒歴史爆誕した話【注意!】

その日ショッピングモール内の家具店を、全速力で走る女性を見た。

何かを追っているはずなのだが、ブルーのニットが鮮やかでそちらにどうしても目がいく。

走る子供を追いかけるには、速すぎる速度だったし

男性を追いかけていたように見えた。

どう見ても子供ではない背丈の男性は、なぜ追われているのか。

店舗入り口のパネルを薙ぎ倒して、二人は行ってしまったので

近くにいた息子とパネルを直そうとしたのだけれど

手先が不器用で、上手く設置することができない。

パネルは息子に託した。

家具店の店員に「何かったんですか?」と話しかける。

「盗撮です。あと店の商品も盗ったみたい」

と、教えてくれた店員と店の外に出るが

二人は遙か彼方に行ってしまったようなので

店から離れることが出来ない店員に変わって、私が追うことにした。

店を出て入り口のところをジャンプすると一気にショートカットできそうだったが

高低差2メートルのジャンプは足を負傷するリスクが高かったため、諦めて道なりに

二人を追いかけた。

住宅街のほうに行ったような気がするのだが、

走っても、走っても、姿が見えない。

あの軽やかなブルーの女性と比べて、なんて身が重いんだろうか。

途中、犯人が逃げたと思われる方向から二人組の男子が歩いてきたので

「走って逃げる男性を見ませんでしたか?」と尋ねた。

やはり走っている人間を見たようだ。

「青い服の男ですか?」と聞かれたが、追手の女性と見間違えたのかもしれない。←

とりあえず「それです!」と答え、盗撮だとか最低限を情報を伝え

逃げたであろう方向へ3人で向かった。

その途中柔道技どうのその男子たちが話していることから

察するに柔道部なんだと思った。

いざとなったら心強い。←

1分くらい走ったところで、別の追手らしき女性がいたので

「どっちの方向に行きましたか?」とか「特徴は?」などと

聞いてしまった。

もうお気づきの方もいると思うのですが、お気づきの方はもうすべて指摘してあげてください。

私のいい加減さ、誤った責任感、言動がテレビドラマに毒されていることろ、

もうつらくてつらくて、

20歳ならまだ許されるけど40歳っていうのが救いがないと思う。


でもその時は変な高揚感で、どうかしていたと思いたい。

が、酔っている時に本性がでるともいうので

その説でいくと最低なので、やっぱもう死ぬしかない。


話し戻って、

追手の女性は残雪が残る住宅の敷地を

足元が悪くても果敢に進み、幅40センチくらの側溝を飛び越え

犯人が出てくるであろう場所を的確に目指していた。

私は躊躇しながらも、そのあとを追った。

私が到着するとすでにライトブルーのニットの男性が犯人を取り押さえており、

犯人はまだ逃走する気なのか力づくでも逃げようともがいている。

私は、ここで「誰か110番しましたか?」と確認して

誰も通報していないようだったので110番して

いきさつが分からないのでブルーの女性に電話を変わってもらった。←

そうこうしているうちに犯人を確保した現場の施設の職員も取り押さえるのに

加勢してくれ、男性3人女性3人という大人数で犯人を押さえつけていた。



この先のことは正直言いたくない。

正気を保てる自信がないのでやっぱり全部話すのはやめておこうと思う。

おしまい(人生)










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