精神疾患をもつ人を、病院でないところで支援するときにまず読む本"横綱級”困難ケースにしないための技と型を読んでみて

 

この本は、現場の色んな精神疾患を持つ患者さんに関わった看護師さんで現在は

訪問看護センターの所長さんが書いた本なんだけど

本書では横綱級ケースにくじけないための考え方と対処法を「パターン」として理解することにより、支援者が絶望せず支援を組み立ていける力になることを目指していきます。

また支援者がついやってしまいがちな誤った対応も、なぜいけないのかという理由と共に解説します。

というだけあって、さまざま人の色んな事例が載っていました。

あと私も良かれと思ってやっていたこと、やろうとしたことは「あれ、これって本人のためにならない?」っていうのも分かって

改めたいし、そのことを当事者と一緒に暮らす家族にもどうにかうまいこと伝えてあげたい。


以下メモ

・生活や行動で精神症状を可視化する

・セルフケア能力が上がるように支援する

(本人が結果に関与するようにすべき)

例えばODしちゃうから薬の管理をして!って、言われても薬を預かるようなことはしない。

ODした結果がどうであったか冷静に振り返り、どのようにすれば過量服薬せずにやり過ごせただろうかと一緒に考える。

・自分で電話をかけさせる(できないときは、間違って伝わるといけないから一緒に電話を

きいて欲しいとか)

・本人がいない場で本人のことを決めない

・傾聴と共有(本人の希望は何か)

・看護計画を一緒に作成し、自己選択感・主体性を持ってもらう

(ただし、過剰な期待をかけない)

・「嫌だろ感じたらすぐに関係を切る」の誤学習をさせない

社会資源には限界があるのでいずれは必要な支援が受けられず、本人が困る

・看護計画は本人のことばをそのまま記入する

・本人の思いと客観的状況のずれを明らかにして、それを共有している問題点とする


記入すること一例:本人の思い・家族・支援者の思い・目標

共有している問題点

現在の生活状況・観察項目

本人の認識・生活に出てくるサイン・解決策



 

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