「都心ノ病院ニテ幻覚をヲ見タルコト」ヲ読タルコト
みなさん、ごきげんよう。
澁澤龍彦訳が好みのFJちゃんだよ。
いつもはめんどくさいから文字装飾はしないけれど、いつか読み返したときに
検索しやすいように人名などを太線にしておく。
『そもそも私は闘病記とか病床日記とかいった種類の文章が大きらいなのである。そんなものを書くくらいなら死んだほうがましだとさえ思っている。』
とまで言っちゃっている澁澤龍彦さんが、はなしの都合上とはいえ闘病記っぽい文章を残していてレアものなんだけど
見た幻覚が澁澤さんぽくて、良かったです。
あとは美術やアートにも精通してるっぽくて、いろいろためになりました。
例えば、ベルトルリッチ監督の「一九〇〇年」という映画の中に、シチリア島で少年のヌードを撮っている写真家オッタヴィオという男性が出てくるんだけど、
その人のモデルではないかという人にまで言及していて
どっちも知らにゃいですが、ドイツのフォン・グレーデン男爵っていう人がいて生涯
ひたすら美しい少年のヌードを撮っていたらしい。『タオルミナ』
あとあと藤原頼長の『台記』っていう日記には何が書いてあるんだろうなーとか気になりました。
菊地信義の装丁
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