【朝5分間の】夫婦間に本当にあった怖い話【惨劇】
その日もいつもと変わらない朝でした。
あと5分で子供が出発しなければならないのに、にまだ持ち物の準備ができていない。
そんな状況下で私たち夫婦は若干の寝不足もありつつ、
お互い少しぼーっとしながら子供の登校の準備をしていました。
「歯科検診の紙いれた?」私が夫に確認すると、
「でもこれ、何も書いてないんだけどいいの?」
「え?」
なぜこの時、私は歯科検診の用紙を確認しなかったのか
今となっては不思議で仕方ありません。
「歯科検診の用紙は歯医者さんで記入するから、こっちで何も書かなくても大丈夫だから。
そのまま持たせて」
「でもよお、診療の報告書みたいな用紙も何も書いてないんだよな。」
「ああ、それミナトは虫歯なかったから、歯の治療してなかいから白紙でいいの。だからそれもそのまま持たせて。」
「でもよお、ゆり子って担任の名前じゃん?担任の判子しか押して無いのにこれでそのまま持たせていいわけ?」
「歯医者の女医さんもきっとゆり子だから。担任がお医者さん判子押すところに判子押すとは考えにくいし。そもまま持たせて」
そのときソファに横たわりながら、朝のニュース番組の時計で時間を確認すると
すでに7時4分でした。
息子の姿は見えなくなって2階にでも行ったのだろうか。
「あと立ってるついでに、ホワイトボードからPTAの出欠の紙も取って」
「それは冷蔵庫だし。紐のついてホワイトボードだって」
「この紙は?紙には、斎藤って判子押してるんだよなー。なんでその用紙には、ゆり子って判子なわけ?その先生何歳くらい?」
夫は冷蔵庫に貼り付けてあったブラッシング指導の用紙を目ざとく見つけ
「これを持たせるんじゃないの」と言ってきた。
「50過ぎくらいだと思うけれど。で、その紙はお家で確認するやつだから、持たせないやつ」
「でも日付も何にも書いてないんだけど、丸文字のゆり子って判子わざわざ押すと思う?
なんで斎藤の判子を押さないわけ?」
「50歳の先生が丸文字の下の名前の判子を使ってもいいじゃん。オレオさんだって下の名前の判子使ってるでしょ?」
「PTAの出欠の紙はいれた?」
時間を確認するともう○分になっていたので、私はようやくこうしてはいられないと
ようやく立ち上がり今日の行事でプール清掃があったことを瞬時に思い出し
ビーチサンダル、汚れてもいいTシャツ、バスタオルをビニール製の袋に入れてまとめた。
「日付書いてないっておがしぐね?なんで何にも書いてないの?」
「日付は書き忘れただけじゃない?だからさっきも説明したけれど、私も一回確認したし
虫歯ないから何にも書いてないんだって」
ということをしているうちに息子が降りてきて
「もー朝からうるさい!」と声を荒げたところで、はたと気づいたのです。
「なんでその紙を直接見て、オレオさんが納得する説明をしなかったのか」
悪魔に取り憑かれていたとしか思えない行動に、自分でもぞっとします。
子供が登校してから、夫も同じ弁解をしていたことから
夫婦ともに何らかの理由により精神異常をきたしていたとしか考えられません。
先日、 死霊館ー悪魔のせいなら、無罪ー
という映画を観たのですが、ばっちり有罪になっていて
がっかりしたことも今思い出しました。
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